愛媛県松山市港山町の港山城跡にのぼって景観を楽しんでもらおうと、地元住民らでつくる松山西部地域開発協議会(村上純会長)が整備した山頂広場とそこへ続く農道の落成式が26日、同広場であり、関係者約30人が完成を祝った。
 整備は市の助成金を活用し、1月から開始。広場はササや竹に覆われ歩くのが困難だったが、伐採ですっきりし、中島や興居島、山口県の周防大島などが浮かぶ青い海を望めるようになった。島々の名称を示した案内板を設けたほか、農道も階段を付けるなど歩きやすく整備した。
 式では、村上会長が「市や地元など、多数の協力で長年の夢がかなった。一人でも多くの人にこの素晴らしい景色を味わってほしい」とあいさつした。