今治港で20日、地元ミュージシャンのライブシリーズ「ミナトいまばり音楽横丁」が初開催される。今夏オープンした市みなと交流センター「はーばりー」など港町の雰囲気漂う3カ所でロック、ゴスペルなどの15組が思い思いの曲を奏でる。
 港の価値を見直し、新たな魅力を発信しようと9月に市民有志3人で立ち上げた町おこしグループ「港今治復興社」が主催。はーばりーのほか、バックに来島海峡大橋と多島美が広がる定期航路の桟橋、第3桟橋付近で正午から午後5時半まで30分交代で演奏する。
 復興社メンバーで飲食店経営の小池公一さん(49)は「船を見に行ったり乗ったりたくさんの思い出が詰まった港町の文化を伝えつつ、街を盛り上げたい」。市職員の畑紀輔さん(47)は「今治城やラヂウム温泉など昔ながらの今治らしさが残る場所でのライブや、商店街イベントとのコラボレーションもできれば」と先を見据える。
 音楽を中心にパフォーマンス希望者を募り、月1回開催予定。タイムスケジュールなど詳細は音楽横丁のフェイスブックで。