魚島(愛媛県上島町)伝統のタコつぼ漁が1日、解禁され、早朝から漁船が次々と出港した。今年は昔、使用されていた漁旗が復元され、漁師が船に立てるなどして豊漁を祈った。
魚島のタコは柔らかく、甘みが強いのが特徴。現在、15隻ほどが操業している。漁は直径約15センチ、深さ約30センチのタコつぼ80~100個を一組にし、1日に4~10組を海に仕掛ける。約1週間後に揚げると、タコが入っているという。
1日は午前5時ごろから、漁船が旗をなびかせながら篠塚漁港を次々と出港。くじ引きで決めた漁場で、タコつぼを仕掛けた。