宇宙航空研究開発機構(JAXA)の専門家らが講師を務める「宇宙一日出前講座」が14日、愛媛県松山市針田町のたちばな小学校であり、6年生93人が国際宇宙ステーションでの日本人宇宙飛行士らの仕事や生活などを学んだ。
 2017年6月に松山で開かれる「宇宙技術および科学の国際シンポジウム」の実行委員会が、宇宙の魅力を知ってもらおうと企画。17年2月までに県内の小中高74校で、天文観測やロケット技術、宇宙実験などについてJAXAや大学の研究者が解説する。
 たちばな小では、JAXAで月などの探査技術開発を進める布施哲人主任研究開発員が、地球をサッカーボールに例え、太陽の大きさは学校のプールほどなどと説明した。国際宇宙ステーションが高度400キロを飛んでいると紹介。宇宙飛行士の一日のスケジュールや食事にも触れ「無重力は寝ている状態と同じで、体が弱っていくので毎日2時間トレーニングしている」などと話した。