会社定年後にバイクツーリングを始め、ユーラシア大陸単独走破の経験がある愛媛県松山市東雲町の若田珠昭さん(67)が、次の「冒険」へと旅立つ。熟年ライダーが目指すのは南米大陸。20日に日本を出発し、3カ月で5カ国を巡る予定で、最終準備に追われている。
 「定年後は今までしたことのない、燃えるものにチャレンジしてみよう」。59歳のときに大型自動二輪免許を取得。2010年の米国ツーリングを皮切りに、海外へも足を延ばし、11年には米国横断、14年には約6カ月かけユーラシア大陸の24カ国約3万6千キロを巡り、通算で「陸路世界一周」を達成。これまで海外は30カ国、5万キロを周遊した。
 「各大陸をバイクで走りたい」と今回は南米を選んだ。行ってみたかった観光地のあるアルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ペルーを経由し、チリに戻る計画で、イグアスの滝、マチュピチュ、ナスカの地上絵などを巡る予定だ。

 ツーリング中、2月から若田さんの寄稿文を随時掲載する予定です。