愛媛大教育学部付属特別支援学校(愛媛県松山市持田町1丁目)の中学部と高等部の生徒26人が15日、同市久万ノ台の民芸伊予かすり会館に、「伊予絣(かすり)」を使った手作り小物のコーナーを設置した。来年3月末まで販売している。
 地元の伝統産業を取り入れようと、生徒らは9月に同会館で伊予絣を購入。木工、布工、印刷の3班に分かれ、コースターやブックカバーにしたり、絣柄のデザインをメモ帳の外側に生かしたりした14種類の製品を手作りした。
 15日は、会館が用意したスペースに、どう置けば見やすいかを考えながら、製品を一つずつ箱に並べて陳列。教員からアドバイスを受け、向きを変えるなど調整していた。製作工程などを紹介するポスターも張った。