特殊詐欺の被害を未然に防ごうと、愛媛県銀行協会と松山東署は5日、松山市宮西1丁目のフジグラン松山で買い物客らに手口を紹介したチラシなどを配り、注意を呼び掛けた。
 協会や署、金融機関などから17人が参加。「詐欺に気を付けてください」「いろんな手口が書いてありますので見てみてください」などと声を掛けながら、チラシやポケットティッシュ約500セットを手渡した。
 協会の杉野伸二総務部長(59)は「詐欺の電話は冷静に考えれば不審点があるはず。誰かに相談するなど落ち着いて判断してほしい」と訴え、署生活安全課の城戸晋警部補は「有料動画閲覧名目など若い人の詐欺被害もある。身に覚えのない請求があれば一度警察に相談してほしい」と話した。