任期満了に伴う第18回愛媛県知事選が30日、告示された。立候補の届け出受け付けは午前8時半に県庁で始まり、午後5時に締め切った。現職と新人の一騎打ちの構図が確定し、来月16日の投票に向けて選挙戦に突入した。
 立候補したのは、届け出順に、無所属現職の中村時広氏(54)=自民、民主、みんなの党推薦=と、共産党県委員会副委員長で無所属新人の小路貴之氏(71)=共産推薦。
 知事選の主な争点には四国電力伊方原発の再稼働問題や、地域経済の活性化策などが浮上している。
 中村氏は松山市湊町5丁目の伊予鉄道松山市駅前で「県職員の政策立案能力を高め、市町連携を強め、オール愛媛で次代をつくる」と第一声を上げた。
 小路氏は松山市天山3丁目の選挙事務所での出陣式で「エネルギーの地産地消を進め、原発ゼロの安全・安心な愛媛を実現しよう」と気勢を上げた。
 松山市長だった中村氏は前回2010年の知事選で初当選。小路氏は元松山市議。
 投開票は11月16日。10月31日からは期日前投票ができる。
 同時選の松山市長選の告示は11月9日。
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