愛媛県内では27日ごろから、放射冷却の影響と寒気の流入で早朝の冷え込みが本格化している。30日朝の最低気温は久万高原町で7.7度、西予市で9.8度を記録するなど、冬の足音が聞こえてきた。
 久万高原町では30日未明から中心部を霧が覆い、同町菅生の標高約700メートルの高台からは一面に広がる雲海が見られた。早朝から青白い光を放って漂っていた雲海は、朝日が昇り、日光を受けるにつれて薄い黄金色に輝き、幻想的な風景を見せていた。
 松山地方気象台によると、31日は雲が広がって平年より高い気温となる見込み。