愛媛県内子町の小中学生が環境問題について考える「内子町環境子ども会議」が10日、同町平岡の共生館であり、全11校約300人が、研究発表や体験学習を通じて意識を高めた。
 全体会では大瀬中と天神小の2校が発表。大瀬中1年の生徒10人は、町内の人口が減少しているのに可燃ごみの排出量が増えているグラフを示し「ごみ袋の値段をアップすれば問題は解決されるだろうか」と提起した。
 会場の児童生徒は活発に挙手して意見。「量を少なくしようと努力する人が増えるので解決される」と「逆に不法投棄が増えるので解決にはつながらない」に分かれた。大瀬中内でも意見が分かれたといい、各自で今後考えるテーマとなった。
 天神小4年の児童24人は、トンボや野鳥が生息する学校周辺の豊かな自然環境を紹介。全体会後、児童生徒は各団体が催す九つのコーナーに分かれ、廃食油でのせっけん作りなどの体験学習を行った。
 会議は町と町教育委員会主催で10回目。