生け花の世界堪能 池坊展始まる
第62回華道家元池坊県連合支部花展が27日、愛媛県松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋で始まった。2月1日まで。
今回は「花逍遙 春のきざし」をテーマに、県内5支部4支所の華道家らによる約300点を3期に分けて展示する。開展式で、池田泰治県連合支部長が「古典的なものから現代、そして次の世代の生け花を楽しんでもらいたい」とあいさつした。
会場には室町時代に成立した立花と呼ばれる様式の作品や、ウメやスイセン、バラ、外国原産の花材を使った鮮やかな作品が並ぶ。池田県連合支部長によると、今年は天候不順で花期が早まり、作品づくりに苦労したという。
来場者は草花が織りなす大小さまざまな作品を熱心に観賞し、気に入った作品を写真に収めるなど、花の世界を堪能していた。