愛媛県の松山市立清水小学校(清水町3丁目)の特別支援学級で、担任の女性教諭(45)が6月、知的障害のある6年生男子児童の肩を押して、児童が机にぶつけて歯が1本抜けるけがをさせていたことが25日、分かった。学校によると、教諭は別の児童の胸を突くなどしたといい、9月に担任を外した。市教育委員会は児童の歯のけがについて「不適切な指導」としており、他のケースも含め体罰に当たるかどうかを調べる。
 市教委と学校によると、教諭は授業中に集中力がないとして児童を立たせて肩近くを押したという。学校によると、廊下で雑巾がけをしていた別の男子児童の尻を教諭が後ろから蹴るのを保護者が目撃したという。
 市教委は7月、匿名の電話を受けて調査。学校や教諭に対し、体に触れて恐怖を与えるような指導をしないよう指示したが、2学期以降も改善が見られなかったとしている。