町と県が5キロ圏住民に安定ヨウ素剤、初の更新開始 伊方原発
愛媛県伊方町と県は23日、四国電力伊方原発での放射性物質漏えい事故に備えて原発から半径5キロ圏内の住民に事前配布している安定ヨウ素剤の更新手続きを始めた。これまでにヨウ素剤を受け取った3歳以上の3939人(1月末現在)が対象で、更新は初めて。
安定ヨウ素剤は甲状腺被ばくを抑えるとされ、町などは東京電力福島第1原発事故後に改定された国の原子力災害対策指針に基づいて2014年9月から3歳以上を対象に事前配布を実施。1月末現在の配布率は75.8%で、配布済みのヨウ素剤は5月に製造から3年の有効期限を迎える。3歳未満児には16年10月から服用しやすいゼリー状薬剤を配っている。
町役場近くにある中浦地区の集会所には、古いヨウ素剤を持った住民が訪れ、保健師らから健康状態や常用薬がヨウ素剤服用に影響しないか問診を受けて新しい薬剤を受け取った。