愛媛県産品の販路拡大を後押しする「えひめ営業本部」の2016年度初会合が8日、県庁であった。中村時広知事は集計中の15年度営業実績について、成約額の目標にしている70億円を大幅にクリアできる見込みを示した。
県によると、年間成約額は初年度の12年度が約8億円で、13年度は約27億円、14年度は約56億円と伸びている。県は近く実績をまとめ公表する。
会議には営業本部に関わる県職員約60人が出席。中村知事は「踊り場に差し掛かった経済情勢を考えると、少し気を緩めれば(営業実績が)前年を下回ることもあり得る。よほど気を引き締めないと、数字は出ない」と危機感の共有を促した。