道後の老舗旅館「大和屋本店」(松山市)で27日、県産ジビエ(野生鳥獣肉)のイノシシ、シカ、キジの肉を使ったフレンチと中華のコース料理の発表会があった。
鳥獣害対策の一助にしたいとメニューを考案。今治市大三島町のイノシシ、松野町のシカ、鬼北町のキジをそれぞれ使用した。
発表会で大和屋本店の奥村敏仁専務は「多様な味を楽しめ、さまざまな部位を使えるよう和食ではなくフレンチと中華で開発した」と説明。招待客らはシェフの説明を受けながらシカのパイ包み焼きやキジのロティ、イノシシの角煮などを試食し、臭みを抑えた上品な味に満足していた。