県立高生 就職内定率96.6%「改善傾向」
愛媛県教育委員会は9日、3月に卒業予定の県立高校生(全日、定時制)の就職内定率が1月末時点で前年度同期比0.5ポイント減の96.6%だったと公表した。2005年度以降で2番目の高さになり「求人数の増加や支援の充実で就職環境は改善傾向」としている。
高校教育課によると卒業予定者9359人のうち就職希望者は2139人。内定したのは2066人(県内1668人、県外398人)で未内定者は前年度同期比13人増の73人。
高校の所在地別の内定率は中予が97.3%と最多だが前年度同期から0.5ポイント低下した。南予は1.6ポイント減の96.4%、東予は0.1ポイント増の96.3%。
12月末時点の県内求人数は前年度同期比457人増の4297人。求人倍率は0.1ポイント高い1.73倍となり、この10年間で最高。
特別支援教育課によると特別支援学校高等部の卒業予定者193人のうち就職希望者は64人。1月末時点の内定者(見込みを含む)は53人で内定率は82.8%だった。