6月と8月に松山自動車道のトンネル内で死亡事故が起きたことを受け、愛媛県警高速隊と西日本高速道路サービス四国などは13日夜、伊予市三秋の松山道「明神山トンネル」(2570メートル)で、高速道本線を利用した初めての訓練を行った。
整備のため通行止めになる夜間を活用。片側1車線のトンネルで乗用車が正面衝突した想定で、計20人が初動の手順を確認した。
現場に到着した隊員が状況確認や負傷者の搬送、後続車の誘導などを行い、走行不能になった車を移動させる器具「ミニレッカー」をタイヤの下に入れ、事故車をトンネル外に出すまでの流れを確認した。