東予地域に観光客を呼び込もうと、愛媛県は11日、石鎚山や「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる新居浜市東平(とうなる)地区などを巡る旅行会社向け視察ツアーを開いた。来春以降の旅行商品開発につなげてもらうのが狙いで、自治体担当者らとの意見交換会もあった。
 ツアーには大阪市や香川県など県外を中心に10社16人が参加。石鎚方面はロープウエーで中腹の成就社を往復。ガイド役の石鎚森の学校の曽我部英司事務局長から、石鎚山の歴史や植物の見分け方などを聞きながら周辺を散策した。
 マイントピア別子(新居浜市立川町)での意見交換会では、四国中央、新居浜、西条の3市の職員が観光名所などを紹介。参加者からは「今日のようなガイド付きのツアーは良い」「地元産品が食べられるレストランはあるのか」などの意見や質問が出ていた。