石鎚スキー場(愛媛県西条市西之川)を運営する石鎚登山ロープウェイ(同市、伊藤和豊社長)は22日までに、徳島県三好市の「井川スキー場腕山」の指定管理者候補者に選定された。同市の9月定例市議会で関連議案が可決されれば、10月から運営を始める。指定予定期間は2019年3月末まで。
 三好市観光課によると、同スキー場は標高約1000メートルで5本のコースがあり、現在、徳島県内唯一のスキー場。14年度から兵庫県の企業が指定管理者として運営していたが、暖冬などの影響で経営が難しくなり、16年3月に撤退を申し出ていた。
 6月に募集した新たな指定管理者には石鎚登山ロープウェイのみが応募。伊藤社長は「今までも四国のスノースポーツを盛り上げようと同スキー場と共同でキャンペーンをしてきた。決まれば降雪機などのテストをし、安定した事業を進めたい」とした。
 同社は、塩塚高原キャンプ場(三好市)の指定管理者候補者にもなっており、9月議会に関連議案が上がっている。