全国で原発の再稼働反対を訴えている大阪市の市民団体「平和と民主主義をめざす全国交歓会」は、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)がフル稼働状態になった22日、原発から半径30キロ圏内の7市町を訪れ、熊本地震を踏まえた避難計画の実効性の再検討や、12日に再稼働した3号機の停止を求めることを要請した。
 伊方町役場には7人が訪問。「再稼働したのは人間だが、止められるのも人間だ」「熊本地震の知見を踏まえた再審査が必要」などと訴え、町職員に要請書を手渡した。
 要請活動は2013年3月から年4回の定例議会前に実施。今回は団体のメンバーや趣旨に賛同する議員、市民ら約20人が参加した。