壁紙に彩りを―。砥部町の内装業永居泰也さん(35)と松山市の看板制作会社「広創社」はこのほど、砥部焼の窯元「東窯」のデザイナー大東アリンさん(55)とコラボした「砥部焼柄」の壁紙を制作した。昨年12月下旬には、PRを兼ねて同窯店内に絵柄壁紙を施工。3者の連携を強めて商品化し「インテリアとしての壁紙を展開していく」と意気込んでいる。
 壁紙の施工を手掛ける永居さんは、安価な白い壁紙が浸透している内装業界に「彩り」を加えたいと一念発起。絵や写真からオリジナルの壁紙を作ることができるプリンターを導入した広創社の竹田功社長(51)とタッグを組んだ。
 愛媛にゆかりのあるデザインを取り入れることで地域活性化にもつなげようと、県特産品の砥部焼に注目。中でも淡いパステルカラーが特長の大東さんのデザインに着目し、コラボ壁紙の制作を持ち掛けた。