中四国の詩吟愛好者ら約2500人でつくる「清吟堂吟友会」(愛媛県松山市、宮内清興会長)の第63回吟剣詩舞道大会が25日、松山市堀之内の市民会館で開かれ、10~90代の約1000人が磨き上げた美声を響かせた。
 複数人で歌う「合吟」コンクールには、15~29人のA部に11団体、30人以上のB部に10団体が出場し、李白や中江藤樹らの漢詩を披露。出場者は詩の場面ごとに抑揚をつけて情感を込め、朗々と吟じていた。
 10月に東京で開かれる全国吟詠合吟コンクールに出場する「島根男子」の35人が練習の成果を発表。今年90歳を迎える長寿会員や会の運営に尽力した功労者らの表彰もあった。