東日本大震災で被災した福島県の子どもに体験活動を通して夏休みの思い出をつくってもらう「こどもの絆プロジェクト」として、小中学生22人が、7月31日から9泊10日の日程で来県している。7日は、愛媛県西予市野村町野村の乙亥会館で相撲に挑戦。地元の子どもたちと思いっきり体を動かした。
 プロジェクトは愛媛県内の公民館主事有志らが2011年から実施しており、今回は主に今治、西予の両市で活動する。
 福島県の男児らは、野村で相撲を習っている小学生や、今夏の全国高校総体に出場した野村高相撲部員らと、四股やすり足など基本動作を練習。高校生が胸を貸したぶつかり稽古では「肘を体に付けて体の力で押す」などと教わり、必死に押し出していた。
 複数の児童と高校生、児童同士の対決などもあり、終始和やかな雰囲気だった。