愛媛県今治市朝倉下の朝倉ふるさと美術古墳館で、県内各地の自然美を切り取った写真展「四季の移ろい」が開かれている。29日まで。
 同市郷桜井4丁目の無職木村春実さん(65)が62点を出展。木村さんが写真を始めた原点という石鎚山天狗岳を撮影した約10点は、朝日をバックに霧氷で白く染められた姿や、春先に木々が芽吹く姿など季節ごとのさまざまな表情を見比べることができる。
 今治市の唐子浜で中秋の名月を撮影した作品は、車のヘッドライトで照らした沖の赤灯台と真上に輝く月、海面に映し出された月光の組み合わせが幻想的な雰囲気を醸し出している。