障害のあるスタッフらが愛媛県東予地域の高齢者福祉施設などを回る移動販売「まごころ」が好評だ。昨年１０月から本格始動し、販売場所を着実に増やしている。西条市、新居浜市、四国中央市土居地域の１６施設や福祉のイベント会場に出向き、１カ月の平均利用者は延べ６００～７００人という。
　毎週月曜日は新居浜市船木の施設で販売する。１２月下旬の午後、開店３０分前にまごころのスタッフが到着した。机に西条市の企業が手掛けたレトルト食品や生野菜、お菓子などの商品が並び始めると、待ち構えていた近所のお年寄りらが買い物を始めて活気づく。
　客の購入品目を書き留め、計算するのはスタッフの岡山幸治さん（５４）。大病で失語症が残り、働くことへの不安を抱えていたが「他のスタッフも助けてくれる。前より上達し、自信がついた」と積極的に接客する。
　移動販売を始めたきっかけは、レトルト食品の営業で施設を回っていた真鍋美和さん（３６）と障害のあるスタッフが、高齢者の生活を見聞きし、買い物弱者支援の必要性を実感したため。岡山さんらに声を掛け、現在は５人で活動する。自治会などからの引き合いも増え、つながりは広がっている。「障害のある人も働けることを多くの人が見て、理解してほしい」と願う。

　障害のあるスタッフらが愛媛県東予地域の高齢者福祉施設などを回る移動販売「まごころ」が好評だ。昨年１０月から本格始動し、販売場所を着実に増やしている。西条市、新居浜市、四国中央市土居地域の１６施設や福祉のイベント会場に出向き、１カ月の平均利用者は延べ６００～７００人という。
　毎週月曜日は新居浜市船木の施設で販売する。１２月下旬の午後、開店３０分前にまごころのスタッフが到着した。机に西条市の企業が手掛けたレトルト食品や生野菜、お菓子などの商品が並び始めると、待ち構えていた近所のお年寄りらが買い物を始めて活気づく。
　客の購入品目を書き留め、計算するのはスタッフの岡山幸治さん（５４）。大病で失語症が残り、働くことへの不安を抱えていたが「他のスタッフも助けてくれる。前より上達し、自信がついた」と積極的に接客する。
　移動販売を始めたきっかけは、レトルト食品の営業で施設を回っていた真鍋美和さん（３６）と障害のあるスタッフが、高齢者の生活を見聞きし、買い物弱者支援の必要性を実感したため。岡山さんらに声を掛け、現在は５人で活動する。自治会などからの引き合いも増え、つながりは広がっている。「障害のある人も働けることを多くの人が見て、理解してほしい」と願う。