愛媛県松山市堀之内の城山公園で開催中の「ゆるキャラグランプリ(GP)2016in愛顔(えがお)のえひめ」は6日、総合ランキングが発表され、会場での「決戦投票」と事前のインターネット投票を合わせて434万5960票を獲得した高知県須崎市の「しんじょう君」が参加1421体の頂点に輝いた。
 2位は434万1662票の埼玉県本庄市の「はにぽん」、3位は423万6540票の岡山県総社市の「チュッピー」だった。愛媛県内の最上位は、31万620票を獲得し18位となった松山市消防局の「はっぴーカバー君」。
 GPは6回目で四国では初開催。須崎市関係者は「小さなまちの小さなキャラクターがこんな光栄なことになったのは、何年も応援してくれた市民やファンのおかげ。みなさんとの手づくりの奇跡だ」と感謝の思いを語った。
 県内で競い合う「えひめのてっぺんGP」は、2位が28万2707票のフジの「ハッぴぃ ショッぴぃ フジッぴぃ」、3位が23万4685票の今治造船の「いまぞう君」。松山市の野志克仁市長は「はっぴーカバー君」を防災のキャラクターと紹介し「強豪がいる中でよく県内トップになった。防災にも関心を持ってもらえたら」と話した。
 主催者によると、会期中の5、6の両日で計約5万1000人が来場した。
 城山公園で同時開催された、お好み焼きなどの粉ものが集まる「全国ご当地こなもんサミット2016in松山」の投票もあり、出店26メニューのうち松山市の三津浜焼きがグランプリに輝いた。