米国の小学生の学校生活などを学ぶ授業が10日、愛媛県西条市玉津の玉津小学校であり、4年生29人が、米国の子どもは教室の掃除をしないことなど、両国の違いを知って驚きの声を上げた。
 授業は、国際理解を深めてもらおうと米国の非営利団体「ワシントン州日米協会」が作ったコンピューターソフトを活用。協会の会長が西条市出身という縁もあって、2015年10月から市内の小学校で試験的に使っていた。ソフトでは、現地の小学4年生の学校生活に密着し、動画やスライドで授業や登下校風景などを紹介している。
 10日は外国語指導助手(ALT)らが、米国の小学校にはいろいろな人種の子どもがいることや、教室では上履きに履き替えないことなどを説明すると児童は一つ一つにカルチャーショックを受けた様子。昼食は学校の食堂で好きなメニューが楽しめると聞くと、「アメリカに住めばよかった!」と言う児童もいた。