大王製紙(愛媛県四国中央市、佐光正義社長)は3日、インドネシアでのベビー用紙おむつの製造・販売に向け現地に設立した子会社2社に対し三菱商事(東京)が出資し、同社と合弁事業を行うと発表した。三菱商事が現地で持つ販売・物流網を活用し、同国での事業立ち上げと商品の市場への浸透を加速させたい考え。大王が海外での紙おむつ製造・販売で商社と合弁事業を行うのは初めて。
 発表によると、子会社2社は「エリエールインターナショナルトレーディングインドネシア(EITI)」と「エリエールインターナショナルマニュファクチャリングインドネシア(EIMI)」。出資比率は大王60%、三菱商事40%で、今年11月に三菱商事に第三者割当増資を行う。