経営者塾の成果女性受講者発表 松山
愛媛信用金庫(松山市)が2015年から主催する「女性経営者塾」の成果発表会が7日、松山市文京町の松山大学であり、経営方法などを約1年間学んだ受講者が自社での取り組みや社員の意識変化などを発表した。
塾は「このはなさくや媛の会」と名付けられ、ビジネス界で活躍する女性を応援しようと開講し、県内の女性経営者や企業幹部ら30人が在籍。松山大経営学部の東渕則之教授や第一線で活躍する女性経営者らの講師陣が、グループワークなどを通して、経営に必要な考え方や姿勢を伝えた。7日は13人が発表した。
手すき和紙の製造販売を夫婦で手掛ける「森田屋」(西条市)の森田美希さん(35)は、和紙に英字新聞をすき込んだ「スクラムペーパー」を雑貨店と協力して開発した経験を発表。「職人の夫に経営者の目線を持ってもらうのは難しかった」と振り返り、「塾の学びを通して会社の理念やビジョンを明確にすることができた」と話した。