結婚30周年の「パール婚」を迎えた夫婦がラブレターを読み上げる「30年目のラブレターinうわじま」が12日、愛媛県宇和島市弁天町1丁目の道の駅「きさいや広場」であった。全国から厳選された3組がパートナーへ長年の思いを伝え、深い愛を確認し合った。
 宇和島真珠をPRしようと市が2012年から開催し5回目。今回は「えひめいやしの南予博2016」のコアイベントとして、結婚25~35周年を迎える夫婦にジュースやスイーツのおもてなしも行った。
 57組の応募から選ばれた3組は、タキシードとドレス姿で入場。長野県千曲市の峯村節江さん(55)は「あなたに『幸せにすると言ったのに俺が幸せになってるな』と言われてうれしかった。家族になってくれてありがとう」と感謝を伝えると、夫の広幸さん(58)もサプライズで手紙を披露。「共に過ごしてきた時間が一番の宝物。ずっと一緒に過ごしていこう」と応えた。
 3組は真珠のネックレスとネクタイピンを贈り合い、会場は大きな拍手に包まれた。
 12日は宇和島市中央町2丁目の南予文化会館で「パールフェスティバルinうわじま2016」も始まり、13日まで宇和島真珠の展示販売などがある。