「第43回えひめこども美術展」(県教育委員会、愛媛新聞社など主催)の中央展が4日、愛媛県松山市堀之内の県美術館南館で始まった。県内の幼稚園や保育所の園児、小中学校、特別支援学校の児童生徒らが制作し、特選に選ばれた全1528作品を展示している。11日まで(5日は休館)。
 美術、書写教育の発展を目的に毎年開催。会場には、幼稚園の運動会や芋掘りの様子をのびのびと描いた絵画、細かいところまで本物そっくりに再現したミカンやカボチャの彫刻、字の一画一画を丁寧に力強く書いた条幅など、多彩な作品が並ぶ。
 訪れた親子連れは作品を写真に収めたり、「これを一人で作ったなんてすごい」などと感想を言い合ったりしながら眺めていた。
 9日午前10時からは、同市道後町2丁目のひめぎんホールで表彰式が行われる。中央展終了後、県内6会場で地域展が開かれる。