愛媛県警交通企画課は4日、2015年の県内の交通事故発生状況をまとめた。発生件数(5086件、前年比659件減)とけが人(5962人、855人減)は11年連続で減少したが、死者数は78人(3人増)と3年連続で増加した。
 交企課によると、死者78人中、65歳以上の高齢者が49人(62.8%)で前年より3人増加した。歩行中に死亡した27人中21人が65歳以上で、うち夜間の事故が11人を占めた。自転車に乗車中の死者17人のうち15人が高齢者だった。
 交企課は「身体能力や判断力の衰えた高齢者の無理な横断や、ドライバーの安全確認不十分が要因では」と分析している。