女性警察官の仕事に関心を持ってもらおうと、愛媛県警は18日、県警本部で女性限定の採用説明会を開き、業務内容ややりがいを伝えた。
 説明会には県内の高校生や保護者ら34人が参加。警務課の森兼徳・人事管理官は「活躍できる分野がますます広がっている」とし、2018年4月までに女性警察官の割合を10%前後に増やす目標や取り組みを紹介。15年に県警初女性警部となった犯罪被害者支援室の徳田美由紀課長補佐は「男女差別なくキャリアアップでき、出産や育児の支援制度も充実している」と語った。
 地域課の女性警察官らが模擬の職務質問を実演したほか、フリートークでは女性の警察官や一般職員が試験対策や警察学校の生活に関する質問に答えた。
 松山中央高3年太田小春さん(17)は「女性の特性を生かして活躍できるのが魅力。子どもや困っている人の目線に立てる警察官になりたい」と話した。