10月の臓器移植普及推進月間に合わせ、愛媛県などは2日、今治市にぎわい広場のイオンモール今治新都市で臓器提供意思表示カードの所持・利用や移植医療への理解と協力を訴えた。
 県腎臓病患者連絡協議会やえひめ移植者の会の会員ら約50人が参加。買い物客に健康保険証や運転免許証の裏面にも意思表示欄があることなどを呼び掛けながら、意思表示カードとリーフレットのセット約1000個を配布した。
 県によると、2015年末時点で日本臓器移植ネットワークに登録する移植希望者は約1万4000人。そのうち、腎臓移植希望者は1万2825人で県内は111人。
 同協議会の山田満春会長(77)は「一人でも多くの人に関心を持ってもらい、腎臓移植の協力につなげたい」と話した。