愛媛県大洲市を自転車で巡る「ツール・ド・ひじかわ」(大洲市サイクリングイベント実行委員会主催)が2日、同市大洲の「まちの駅あさもや」を発着点に開かれ、上級と中級の参加者計161人がアップダウンの激しいコースを疾走した。
 上級コースは約97キロ。肱川河口付近まで走った後、西へ進み金山出石寺のふもとまで山道を上る。平野、蔵川両地区を通過して市内を1周、希望者は最後に冨士山でタイムトライアルを行った。
 金山出石寺までの道路は昨年、一部が危険だったため予定コースが短縮されたが、実行委はリベンジの意味を込めて今年もコース設定。この日は好天に恵まれ、参加者は急傾斜を存分に味わえた。
 道中では苦しそうな表情を見せた人も休憩所では気持ちよい笑顔。高知県安芸市の小松直広さん(33)は「起伏があっていいコース」と楽しんでいた。