武装工作員が県内に侵入し、自衛隊に治安出動命令が出た事態を想定した訓練が20日、愛媛県松山市南梅本町の松山駐屯地周辺であり、陸上自衛隊第14特科隊と県警の計約85人が緊急時の連携を強化した。
 同市北梅本町などの県道で、白バイが先導しながら自衛隊車両5台が工作員のいる現場へ向かう緊急輸送訓練などを実施。非公開の訓練では共同検問なども行い、緊急時の役割分担や情報共有を確認した。