愛媛県の松山市自転車等駐車対策協議会の2016年度初会合が10日、市役所であった。市が17年度末までに、花園町通り(約250メートル)周辺に計約370台分の無料駐輪場を整備する案を了承した。
 市都市・交通計画課によると、通り両側の歩道には約400台の自転車やミニバイクが放置されている。放置禁止区域ではないが、歩行者の安全な通行や良好な景観形成を妨げているという。周辺は14年度の実態調査では、午前7~10時にかけて、通勤や通学の自転車が増える。
 協議会では、市が市役所第4別館と通りの路上駐輪場の整備案を提示。別館は通勤通学者を対象に、屋根や照明を設けた約270台分を設置する。路上駐輪場は来街者向けで、11年度から行っている街路整備に合わせて計100台分の駐輪スペースを確保する。