若年性認知症初期の診断重要 松山でフォーラム
「認知症フォーラム」が6日、愛媛県松山市道後町2丁目の愛媛看護研修センターであった。65歳以下で発症する若年性認知症について講演などを通し市民らが身近な問題として考えた。
認知症の人と家族の会県支部などが世界アルツハイマー月間の9月に開催。
講演で愛媛大大学院医学系研究科の谷向知教授(県支部顧問)=写真=は「若年性認知症は18~64歳の世代で2千人に1人、45~64歳では千人に1人の割合で発症している」と説明した。
介護する側も、患者への接し方や金銭面などに不安を抱いて約6割が抑うつ状態にあるとして「初期の診断と治療が重要で仕事や生活の継続も大切。診断時から患者と介護する家族の双方への集中的な支援が必要だ」と訴えていた。