松山春(お城まつり)の最終日を彩る恒例の大名・武者行列が5日、愛媛県松山市中心部であった。武将や姫に扮した公募の市民ら約200人が大街道商店街など1.2キロを練り歩き、約13万人(主催者発表)の見物客をとりこにした。
 行列は松山藩の初代藩主・加藤嘉明や、秋山好古・真之兄弟といった松山ゆかりの明治の人物の4グループで編成された。
 姫役はタレントの今井華さんで、赤を基調としたあでやかな着物姿を披露。同世代の若い女性らから「かわいい!」「こっちを向いて」と歓声が飛び、写真愛好家らがレンズを向けると、今井さんはほほ笑んで手を振り、応じていた。