医薬品への正しい知識を持ってもらおうと、愛媛県と県薬事振興会は2日、「くすりと薬草展」を松山市文京町の松山大で開いた。家族連れや高齢者らが薬や健康づくりについて理解を深めた。
 今回で41回目。薬の正しい飲み方を解説するパネル展示や、ジェネリック医薬品などの紹介コーナーがあり、来場者はスタンプラリーをしながら学んだ。塩分などを控えた成分調整調味料や栄養ドリンクなどの試供品も配られた。
 県薬剤師会の薬剤師による相談コーナーもあり、同市天山3丁目の主婦岡村孝子さん(80)は「専門家に話を聞いてもらうと安心して薬を飲める」とほっとした表情だった。
 同会などが市民公開講座を開催したほか、松山大薬学部が薬用植物園を一般公開し、約400種類の植物を披露した。