被災地へ燃料迅速に 太陽石油など今治で訓練
地震や津波などの大規模災害発生後、被災地に石油製品を迅速に輸送する訓練が1日、愛媛県今治市菊間町種の太陽石油四国事業所であり、社員や自衛隊、四国経済産業局の約20人が万一に備えて連携を強化した。
東日本大震災で給油が困難になった地域が多かったことなどから、同事業所では昨年に続き2回目の実施。徳島県の総合防災訓練に参加する形とした。
自衛隊の7キロリットルの燃料タンク車両と200リットルのドラム缶6本を積んだ輸送車両が事業所に到着すると、社員がジェット燃料や灯油、軽油の模擬充填(じゅうてん)作業に取り組んだ。続いて徳島県美馬、三好両市にまたがる西部健康防災公園予定地に出発し、現地でヘリコプターへの給油訓練に臨んだ。