災害発生時の障害者支援に関する学習会が26日、愛媛県今治市南宝来町1丁目の市総合福祉センターであり、市内の福祉事業者ら約30人がボランティアの対応のあり方を学んだ。
被災地の障害者支援専門NPO法人「ゆめ風基金」(大阪市)の八幡隆司理事が講演。東日本大震災では災害弱者が避難所に移動できないケースが多かった上、ボランティアも支援に不慣れで障害者の所在やニーズが見えにくかったと報告した。
その点を踏まえ、事前に地域の障害者の状況を個別に把握する必要性を指摘。災害時には、各自治体の社会福祉協議会に設置される災害ボランティアセンター内に専門チームを設けて対応するべきだと述べた。