愛媛県西予市全域が対象の四国西予ジオパークの見どころをPRしようと、写真と俳句をコラボレーションさせた展示会が市役所1階のロビーで開かれている。力作を出品した愛好家は「市内の魅力をより引き出し、地域活性化につながれば」と来場を呼び掛けている。31日まで。
 展示は「四国西予ジオパーク写真&俳句展」と題し、宇和地域の写真愛好家グループ「写団れんげ」(兵頭盡靖会長、17人)と、市内を中心にした俳句愛好グループ「れんげ草」(大崎康代主宰、約100人)が実施。お互いのグループ名に「れんげ」が入る縁から企画した。
 四季折々で違った表情を見せる海、里、山の一瞬を切り取った写真を見たり、現地を訪れたりした俳句の愛好家が一句ひねり出した。
 会場には、作品30点がずらり。岩のわずかなくぼみを利用し稲作が行われている城川地域の岩上田(がんじょうでん)での田植えを撮影した松山佳照さんの作品には「神宿る田んぼ一枚早苗植う」(さだえさん)の句が添えられている。