愛媛県にある西日本最高峰の石鎚山(1982メートル)の頂上付近でナンゴクミネカエデなどが赤く染まり、見頃を迎えている。3連休最終日で秋晴れの10日は、頂上広場を埋め尽くすほどの登山客が天狗岳に向かって何度もシャッターを切っていた。
 石鎚神社頂上山荘によると、今年は9月末ごろに色づき始め、この数日の冷え込みで紅葉が広がった。例年に比べて1週間ほど遅く、今週末にはツツジ類も見頃を迎えそうという。
 10日は団体客や親子連れが天狗岳に向かい、登山客は互いに道を譲りながら、思い思いに散りゆく前の燃えるような紅葉を楽しんでいた。