西条・鉄道館にミニ機関車 鬼北の松浦さん製作・寄贈
愛媛県西条市大町の四国鉄道文化館に31日、手作りのミニ電気機関車がお目見えした。電動式の模型機関車などを趣味で作っている鬼北町生田の松浦健さん(82)が手掛け、寄贈。文化館は乗車体験会などで活用していく。
松浦さんは40年近く小さな蒸気機関車や、人を乗せられる電動機関車などを製作。今回寄贈したのは「EF57形電気機関車」で、全長約1.6メートル、重さ約76キロ。真ちゅうや鉄などを使い、約1年半かけて1998年に完成させた。後ろに人が乗れる運転車と客車を連結して運行する。
文化館にはミニSLのレール(1周約235メートル)があり、愛好家らでつくる「四国ミニSL俱楽部」の協力を得て定期的に乗車体験会を開いている。松浦さんと親交のある俱楽部の提案で寄贈が決まった。
31日には寄贈式と体験乗車会があり、松浦さんが最初の乗客としてEF57形でレールを1周した。