カブトガニをモチーフにした盾と巨大な剣を持った愛媛県警マスコット「まもるくん」のモニュメントが16日、西条市周布の市東予総合支所隣に新築移転を進めていた西条西署新庁舎の玄関脇にお目見えした。除幕式には署員や地元住民ら約120人が出席し、地域の安全安心を願った。
 モニュメントは、石鎚山や愛宕柿をバックにまもるくんが描かれた縦約4メートル、横約3メートルの看板に、住民になじみ深いカブトガニの形の銅板製の盾と長さ約3.2メートルのステンレス製の剣を取り付け。剣を支える右腕は鋳鉄製で約250キロある。署員が盾と剣に防犯と摘発で地域住民を守るとの思いを込め、伊予弁の「まもるけん」をもじって「まもる剣」と名付けた。
 県警察協会西条西地区支部が署に「地域の安全安心のシンボルをつくりたい」と申し出。支部メンバーの呼び掛けで周桑鉄工業協同組合などの加盟企業約10社が協力し、8月にボランティアで制作を始めた。