お見合い成功への方程式とは―。愛媛県のえひめ結婚支援センター(県法人会連合会運営)は12日までに、蓄積した利用者のビッグデータを基に、お見合い成功に向けた「方程式」を導き出した。男性がお見合いを申し込む場合、希望する女性の年齢と、引き合わせに成功する女性の年齢に差が出るなど一定の規則性が浮かび上がったという。
 2008年11月の開設以降、成婚報告が500組を突破したセンターのデータを活用。お見合い事業「愛結び」を14年度に利用した男性のデータ約1万4000件を分析した結果だ。
 方程式によると、男性が希望する女性の年齢は「男性の年齢の2分の1に13を足す」。男性が引き合わせに成功する女性の年齢は「男性の年齢の4分の3に6を足す」。
 例えば28歳の男性なら希望、引き合わせとも27歳の女性となり、ほぼ希望に沿った女性と引き合わせができる可能性が高い。
 一方、男性が36歳の場合は希望31歳、引き合わせ33歳の女性。44歳では希望35歳、引き合わせ39歳。56歳になると希望41歳、引き合わせ48歳で、理想と現実のギャップが大きくなる傾向が見られるとする。
 婚活現場に精通しているセンターの能智千恵子さんは「男性はいつまでも、若い女性にお見合いを申し込む状況があるが現実は厳しい」と指摘。方程式は、何度も申し込んでいるのに引き合わせに成功しない男性に一般的な目安を知ってもらおうと作成した。