15日に来県した原子力規制委員会の田中俊一委員長は16日、8月に再稼働した四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)を視察した。佐伯勇人社長らと意見交換し「事業者に求められる責任の大きさを理解し、今後も安全確保に取り組んでほしい」と求めた。
 新規制基準の下で再稼働した原発を田中委員長が訪れるのは初めて。
 意見交換で、田中委員長は東京電力福島第1原発事故の教訓を基に「新規制基準では、放射性物質放出で住民や環境に影響が出ないよう厳しい要求をしている」と説明した。