独居や夫婦2人暮らしの高齢者の特殊詐欺被害を防ごうと、愛媛県の松山東署員や松山東地区防犯協会職員ら6人が9日、松山市八坂地区の高齢者方10軒を訪問し、詐欺の手口を説明するなどして注意を呼び掛けた。
 署生活安全課の城戸晋警部補らが高齢者方で、啓発チラシを見せながら丁寧に説明。「医療費の還付金があるという電話は詐欺」「子どもさんやお孫さんから『携帯電話番号が変わった』と電話があったら、前の番号にかけて確認してみてください」などと詐欺を見破る方法や対策を具体的に伝えた。
 「だまされないで!その電話」というメッセージと相談窓口の電話番号が記載してある「防犯通帳ケース」も配布。城戸警部補は「詐欺被害を食い止める最後のとりでになれば」と話した。