世界無形文化遺産に登録された和食の基本である「だし文化」を極めてもらおうと、県削節工業協同組合(理事長・城戸恒ヤマキ相談役)は20日、愛媛県松山市旭町の愛媛調理製菓専門学校に削り節10キロを贈った。同校でだしをテーマにした特別授業もあり、調理師科の1年生約80人が和食への理解を深めた。
 調理業界の次代を担う若者に和食文化を継承しようと、組合設立50周年事業の一環で実施。愛媛調理製菓専門学校のほか、松山市内で調理師を養成する松山城南高と河原高等専修学校にもそれぞれ削り節10キロを贈る。